応募した企業からの面接結果が遅いと、つい何度もメールをチェックしてしまうことってありますよね。
この記事では転職面接の結果連絡が遅い時にすべき「連絡漏れチェック」、「問い合わせ」、「他社応募」の3つについて解説します。
目次
転職面接の結果にかかる日数は?
面接結果が遅いといっても、具体的に何日たったら遅いかどうかは転職者の感じ方によります。
そこで転職における面接結果にかかる日数について原則をお伝えします。
転職面接の結果にかかる日数は1週間未満!
つまり基本的には、中小企業や大手企業問わず1週間を目処に転職面接の結果がくると考えれば良いです。
2020年に大手人材会社のマイナビが中途採用担当者1148名を対象に行った調査の内容からもそれがみてとれます。
調査内で「1次面接から内定を出すまでの平均日数」について平均面接回数と平均日数の記載があり、そこから算出すると、企業規模の違いもありますが約5~6日であることわかります。
面接日翌日から5営業日
ただ1週間の目安では少し漠然としているので、具体的には面接を受けた翌日からかぞえて5営業日を目安に考えてみてください。
土日・祝日は抜いて考えるので、例えば11日(金曜日)に面接を受けたなら、翌営業日である14日(月曜日)からかぞえて5日目の18日(金曜日)です。
結果連絡が遅い時にすべきこと!
面接日翌日から5営業日たっても面接結果の連絡がなければ、遅いと考えて次の3つの行動をおこなってみましょう。
- 連絡漏れチェック
- 面接結果の問い合わせをする
- 他社に応募する
ただ前提として、これは面接結果が遅れていることが、どうしても気になってしかたがないという転職者だけにおすすめの方法です。
実際に様々な理由から面接結果が2週間以上かかる場合もあります。面接を終えた企業については、いずれ連絡がくると割り切って、引き続き転職活動を進めることをおすすめします。
連絡漏れチェック
それでは具体的に面接の結果連絡が遅れている場合の行動について解説していきます。まずは、本当に結果連絡が遅れているかのチェックをします。
大きく次の3つをチェックしましょう。
- 選考スケジュールのチェック
- メールチェック
- スマホや電話チェック
応募要項の選考スケジュールをチェック
面接結果が遅れている時にまずすべきことは、応募要項上で記載があるのかのチェックです。
以下は大手転職サイトの求人募集要項に記載してある「選考の流れ」の一文です。
一次選考:面接
面接日より1~2週間以内を目安に合否のご連絡を差し上げます。
見逃しがちですが、そもそも募集要項に連絡日までの目安が記載されている場合があるので、まずはそこをチェックしてください。
まだ記載されている日数に達していないなら、引き続き連絡を待ちましょう。
迷惑メールや受信設定をチェック
次は、すでに企業から連絡がきている可能性のチェックをします。
メールの場合は、気づかないうちに迷惑メールフォルダや振り分けられている場合があるので注意です。
メーラーによっては勝手に「受信フォルダ」、「新着メール」といった一覧では気づかないフォルダに振り分けられている場合もあります。
一度メールを詳しくチェックしてみてください。
大手セキュリティソフトのNortonが公開しているメールが届かない問題について解説した次の記事リンクを記載しておきます。
【参考ページ】
メールが届かない!その問題を今すぐ解決する7つのチェック項目と解決法
スマホ・携帯・固定電話をチェック
普段から着信が多い人は、複数の不在着信に企業からの着信履歴が埋もれている場合もあります。
さらに留守番電話や伝言メモの聞き忘れもあるので、必ずチェックしてください。
履歴書や応募フォームに自宅の固定電話などを記載している場合も同居人に確認するなどしてみてください。
面接結果の問い合わせをする
企業からの連絡漏れがなく、指定された日数や1週間を過ぎている場合は面接を受けた企業に連絡してみましょう。
面接時や募集要項に「連絡がなければ不合格です」などの記載が無いかぎり、面接結果を問い合わせることは失礼にはあたらないので気にしないでください。
問い合わせの連絡手段はメールが多い
具体的な問い合わせ方法としては、メールか電話という手段になります。
募集要項などに連絡方法が指定されている場合はそれに従いましょう。
記載がなければ、それまでに連絡を取っていた手段に合わせましょう。面接日を決定する時にやりとりした連絡手段に合わせるのが良いです。
最近ではほぼメールでの連絡が主流なので、分からない場合や不安な場合はメールでの問い合わせにしましょう。
メールでの面接結果の問い合わせ例文
具体的な面接結果の問い合わせ例文を記載します。
件名:×月×日の面接結果につきまして 転職まなぶ
株式会社◯◯
人事部 ▲▲様
大変お世話になっております、転職まなぶです。
先日は、お忙しいところ中途採用面接の機会をいただきありがとうございました。
×月×日の面接時に、わたくしの方で選考結果についてご連絡日数の目安をお伺いすることを失念しておりました。
ご多忙とは存じておりますが、念のために状況を確認させていただきたくご連絡いたしました。
大変お手数ですが、目安で結構ですのでお教えいただけましたら幸いです。
もしご連絡等の行き違いになっていましたら大変申し訳ございません。
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願い申し上げます。
————————————————————————–
氏名:転職まなぶ
メールアドレス:xxx@gmail.com
電話番号:080-xxxx-xxxx
〒●●●-●●●●
東京都世田谷区●●1丁目11-1 セントラルコート205号室
————————————————————————–
問い合わせの質問については、「連絡が欲しい」という意思表示なので、文章として端的に書くと失礼になりがちです。
そこで、自分が選考結果について連絡日数の目安を聞いてなかったという前提を踏まえたうえで質問すれば、かなり柔らかい文章になるためおすすめです。
文章の後半には「連絡の行き違いの可能性」にも言及しておけば、なお良いです。
電話での面接結果の問い合わせ会話例
次に電話で面接結果が遅い場合に問い合わせる会話文です。
まなぶ
電話受付
採用担当者
まなぶ
当日は面接のお時間いただきありがとうございました。
採用担当者
まなぶ
結果について目安で結構ですので、いつ頃ご連絡をいただけるかをお教えいただければと思いご連絡いたしました。
ご心配おかけして申し訳ありませんが、今しばらくお待ちいただければと思います。
採用担当者
まなぶ
それではまたご連絡お待ちしております、引き続き宜しくお願いいたします。
採用担当者
まなぶ
ポイントとしては、あくまでも会話という点に注意することです。
電話ということで敬語含めて細かな表現に注意がいきがちですが、まずは最初に前回の面接のお礼をしましょう。電話を変わっていきなり日程質問をするのは失礼です。
逆にいえば、最初に面接のお礼を伝え、目安で良いでの連絡日数を知りたいと伝えれば、一般的なビジネス会話をすれば問題ありません。
逆に連絡が遅れていることに企業側が恐縮する場合もあるので、やはり自分が面接時に聞き忘れていたというひと言を添えるのは効果的です。
転職エージェントへの問い合わせ例文
もし転職エージェントを利用して応募をおこなっている場合は、面接の結果については必ず転職エージェントに聞いてください。
直接企業に連絡するのはビジネスマナー違反なので要注意です。
なお転職エージェントは数多くの転職者を担当しているので、電話でなくメールで連絡をしましょう。
エージェントには次のメール文をおくれば大丈夫です。
件名:【質問】面接選考の進捗について 転職まなぶ
◯◯エージェント株式会社
キャリアアドバイザー ▲▲様
お世話になっております、転職まなぶです。
申し訳ありません、×月×日14時に面接を受けた◯◯株式会社様の面接選考の進捗はいかがでしょうか?
1週間を過ぎているので、進捗確認のためご連絡いたしました。
ご迷惑をおかけしますが、ご確認いただければ幸いです。
それでは宜しくお願いいたします。
————————————————————————–
氏名:転職まなぶ
メールアドレス:xxx@gmail.com
電話番号:080-xxxx-xxxx
〒●●●-●●●●
東京都世田谷区●●1丁目11-1 セントラルコート205号室
————————————————————————–
転職のパートナーとも言える転職エージェントなので、シンプルに用件だけを聞くメール内容で問題ありません。
他社に応募する
ここまで面接結果が遅い場合にすべきことを、問い合わせを中心にしてきました。
最初のほうでもお伝えした通り、どうしても面接結果が気になる転職者以外は、すでに面接を終えた企業については、連絡を待つのみとしましょう。
それよりも新たな企業に応募したほうが、転職活動効率としては有意義です。面接を受けた企業以上に、理想の会社も見つかるかもしれません。
新たな企業で選考が進めば、そちらに注力するので面接を受けた企業の結果も気にならなくなるのでおすすめです。
また新たに面接を受ける場合は、面接結果の日数について目安を聞いておけば同じような心配がなくなるので、忘れずに確認しておきましょう。
転職面接の結果が遅い時のまとめ
転職面接の結果が遅い時にすべきことについて解説してきました、最後に内容をまとめておきます。
- 転職面接の結果は1週間待ってみる
- 応募要項の選考日程をチェックする
- 迷惑メールや受信設定をチェック
- スマホなどの着信履歴・伝言メモをチェック
- 問い合わせ手段はメールが多い
- 固執せず新たな企業へ応募する