面接を受けた後、結果は出来るだけ早くしりたいものです。
企業によっては明確に何日までに連絡をするかを名言しない場合もあります。
この記事では転職における面接結果の平均的な連絡日数とその理由について解説します。
目次
転職面接の合否連絡は1週間が目安!
ここ数年、転職があたりまえになり、企業の採用競争も激化しているため転職面接の結果連絡は早まっています。
企業の採用が上手くなったこと、欲しい人材は出来るだけ早く内定を出して他社に取られないようにするためです。
下記は大手人材企業のマイナビが2020年に中途採用担当者1148名を対象に行った調査結果です。
【参考リンク】
マイナビ 中途採用状況調査2020年版
「1次面接から内定を出すまでの平均日数」という調査項目に記載された従業員数別の平均面接回数と平均日数から面接結果の日数を算出した結果が以下になります。
- 60人未満の企業では約5.2日
- 60~299人の企業では約4.5日
- 300人以上の企業では約5.8日
転職における面接結果は4日~6日程度で連絡がくるということです。
長年企業の採用業務をお手伝いしている私個人の経験から次のことも推察できます。
- 300人以上の中堅・大手は応募者が多く、社内調整など時間がかかる。
- 60人未満の企業は採用部署の人員不足のため時間がかかる。
- 60~299人の企業は採用人員と応募数のバランスから日数が短い。
加えて、採用に力を入れられない企業の存在、土日を挟む場合、金融など採用選考に時間をかける業界など、現実的な問題も踏まえると次のように考えればよいです。
転職面接の結果連絡は1週間が目安!
企業に聞いた面接結果が遅くなる理由
ここからは面接結果を翌日、1周間前後、2週間以上のパターンに分けて、私がお手伝いしている企業の採用担当者・責任者からヒアリングした内容ふまえて解説します。
面接の結果連絡が翌日のパターン
結果連絡が早い企業の場合は、翌日に連絡がくる場合もあります。
この場合はシンプルで、即採用か即不採用か分かっているパターンです。以下に翌日合否結果を出す企業の声です。
採用責任者
面接終了時点で採用か不採用を決めています。面接官に裁量があるので、経験と人柄ですぐに判断します。一次は現場の部長、最終は役員の2回面接で決めます。
採用担当者
経験から自社に向いている人材はすぐに判断できるので時間はかけません。ただ先入観や思い込みを排除する意味でも1日おいて結果をだします。
採用担当者
これだと思う人材は当日にも合格の連絡をします。他の応募者との関係で保留したい場合は何日か連絡を遅らせます。あまりにもミスマッチだった場合は翌日に不採用を出す場合もあります。
翌日に結果連絡する企業は規模の違いはあってもベンチャー気質な会社が多かったです。新規事業が活発、平均年齢が若い、柔軟性といった特徴があります。
面接の結果連絡が1週間前後のパターン
1周間前後は、前述のとおり平均的な連絡日数です。
多くの企業が該当するので、理由も多岐に渡っていますが、転職者に有益な企業の声をピックアップしました。
採用担当者
応募者が多いので可能な限り面接日を集中させて比較検討できるようにしています。他社に比べて遅くならないように意識はしていますが、どうしても5~10日はかかりますね。
採用責任者
転職サイトと転職エージェントでは合否判断に違いがあります。エージェント経由では仮想的に一次面接を終えているようなものなのでマッチングの精度が高く合否の判定も早いです。転職サイトでの募集自体ほぼしないのですが、やはり応募者のレベルに幅があるので合否判断には時間がかかります。
採用担当者
役員面接官を務める最終面接では結果はすぐに出ますが、募集が課長未満の若手採用の場合は比較する応募者も多いので日数を要します。
応募者や面接官によっても日数に違いがあるようです。他社の状況を踏まえている企業も多く、平均して1週間前後といった印象なので、企業毎の違いによって判断する必要があります。
面接の結果連絡が2週間以上のパターン
最近では2週間以上連絡をしない企業は少ないです。実際の企業の声を見てみましょう。
採用担当者
人事部のマンパワーが足りないので、合格者にだけ連絡しています。募集要項や面接時に「選考通過者には2週間以内に連絡差し上げます」と記載しているので、もし合格者が辞退した場合でも次点の候補者を繰り上げ合格にしています。
採用担当者
公には言えませんが、二次面接に進んだ応募者には信用調査を行っているので時間がかかりますね。この業界ですと、会社や部署によって違いもありますが、どうしても必要になる場合があります。他の業界では信用調査までやることは稀だと思いますね。
採用担当者
優秀な人材は引く手あまたなので、書類レベルで面接前に上司の確認をとり良ければ面接終了時点で次の面接を確約します。逃したくないですからね。ただ、次に進めるかどうかの微妙なラインにいる応募者は、他の応募者との兼ね合いをみて連絡が遅くなります。
採用担当者
社内調整でどんなに頑張っても最低1週間はかかります。採用可否における判断にも会議が必要になるので、面接で2週間以上お待たせすることも少なくありません。ただ、やっぱり辞退も多いので悩みどころですね。
多くの企業で良い人材にはすぐに連絡をするが、横並びの応募者は保留しているというパターンが多く見受けられました。逆に言えば不採用なら待たされないので、希望はあるといえます。
消費財メーカーの担当者の声にもありますが、社内での選考フローが決まっていて調整が必要な企業もあるので、2週間以上待たされても不採用というわけでは無いです。
ただ現実的に合格の連絡がくる確率は低いので、諦めて次の企業の選考に力を入れるのが良いと思います。
結果連絡が遅い時はどうする?
さて、それでは面接の結果連絡が遅い時にはどうするのがベストなのでしょうか?
わたしの経験から次のように言えます。
何もせずに、引き続き転職活動を続ける!
先に示した企業の声からもわかるように、ある程度期間によって合否の推測はできても、やはり応募者や企業によって結果は連絡があるまでわかりません。
それなら、面接が終わった企業に固執せず、気持ちを切り替えて次の企業に応募するほうが賢明です。
新たな企業の選考が始まれば、気持ちもその企業にいくので、心配や不安をかかえて面接結果を待つよりも結果として満足いく転職が実現できます。
どうしても面接の結果が遅く気になってしまう方は一度企業に問い合わせてみることをおすすめします。
その際は次の例文を参考にメールにて問い合わせてみてください。
件名:×月×日の面接結果につきまして 転職まなぶ
株式会社◯◯
人事部 ▲▲様
大変お世話になっております、転職まなぶです。
先日は、お忙しいところ中途採用面接の機会をいただきありがとうございました。
×月×日の面接時に、わたくしの方で選考結果についてご連絡日数の目安をお伺いすることを失念しておりました。
ご多忙とは存じておりますが、念のために状況を確認させていただきたくご連絡いたしました。
大変お手数ですが、目安で結構ですのでお教えいただけましたら幸いです。
もしご連絡等の行き違いになっていましたら大変申し訳ございません。
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願い申し上げます。
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氏名:転職まなぶ
メールアドレス:xxx@gmail.com
電話番号:080-xxxx-xxxx
〒●●●-●●●●
東京都世田谷区●●1丁目11-1 セントラルコート205号室
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次のページで、転職面接の結果連絡が遅い場合について詳細に解説しているので、こちらも是非参考にしてください。
転職面接の結果が遅い時にすべきたった3つのこと!転職の面接結果まとめ
転職の面接結果がいつかわかるのか、その日数と理由について解説してきました。最後に内容をまとめます。
- 面接結果の合否連絡は1週間が目安
- 1週間が目安だが企業によってその理由も様々
- 翌日にくる場合は即採用か即不採用
- 2週間以上かかる場合は期待が薄い
- 結果連絡が遅い時は切り替えて他社に応募
- どうしても気になる場合は問い合わせをする